年間アーカイブ 2019

沖縄・石垣島で開催された「アイランダーサミット石垣」の基調講演及び分科会に登壇しました

「アイランダーサミット石垣」は、10月2日~5日、ハワイのカウアイ島、インドネシアのバリ島、イタリアのサルディーニャ島から招致された行政責任者・有識者に加え、日本全国から行政、観光、IT、料理界等、様々な分野の専門家を集めて開催されました。サミットでは、自然環境と観光振興のバランス、伝統文化の継承、次世代人材育成、食文化の観点から、島の視点で地球の未来に向けたソリューションを見出すべく、議論が交わされました。 駐日事務所からは、本保代表が基調講演に登壇し、中山石垣市長やハワイ・カウアイ市長、イタリア・セウーロ市長、建築家隅研吾氏等とともに「未来社会に向けたSDGsの島づくり」をテーマとする議論に参加しました。 また、分科会「SDGs行政ミッションについて」、及び「自然を食するジオガストロノミー」においては、鈴木副代表が中山石垣市長、京都府与謝野町長等とともに登壇し、SDGs達成に向けたUNWTOの取組や各国における観光開発について説明しました。 https://youtu.be/XF-S72lX0Ys     

第23回UNWTO総会に出席しました

9月9日から9月13日までの間、第23回UNWTO総会がロシアのサンクトペテルブルグで開催され、124か国から1000人以上が参加しました。 日本からは、観光庁とともに、賛助加盟員である日本旅行業協会、日本観光振興協会、JTB総研、ANA、関西観光本部、和歌山大学の6団体が参加しました。  初日には賛助加盟員を集めた会合が開催され、賛助加盟員に向けたUNWTOの取組や、賛助加盟員の持続可能な観光に対するプレゼンテーションが行われました。また、UNWTOアカデミーからE-learningによる新たな観光教育プログラムをリリースする旨の発表がありました。  総会における主な決定事項としては、以下のとおりです。 ・日本のUNWTO理事国の再選が承認され、東アジア太平洋ブロックにおける理事国は日本・中国・韓国・タイとなりました。 ・UNWTOの2020年における重点テーマは「Rural Tourism」とする旨発表がありました。 ・すべての国連公用語において観光倫理条約(UNWTO Framework Convention on Tourism Ethics)を採択しました(同条約の英文版は2017年の第22回UNWTO総会の際に採択済)。UNWTOの設立以来、国際条約の採択は初となります。 ・次回(2021年)の総会開催国にフィリピン、ケニア、モロッコが立候補し、選挙投票が行われました。この結果、2021年総会はモロッコで開催されることに決定しました。 また、総会においては、2019年におけるUNWTOの重点テーマである「教育と雇用」に関する大臣会合及び「医療・健康ツーリズム」、「イノベーションと持続可能な観光開発」に関するハイレベル会合が開催されました。 今回、駐日事務所からは4名が参加し、会議運営のサポートを行うとともに、UNWTO本部・賛助加盟員との情報共有・連携強化を図りました。 第23回UNWTO総会公式ウェブサイト

(告知)第13回UNWTO/PATA観光動向と展望に関する国際会議を開催します

当会議では「ゲートウェイを超えて:訪問客の分散化に関する政策(Dispersal policies)、キャパシティー管理(capacity management,) 地方観光(rural tourism)」をテーマに世界から政府、NGO、観光業界、学術機関等の関係者が集まり、それぞれの視点、研究結果、実践事例等を共有し、世界観光の今そして将来の在り方について議論を深めることを目的として開催されます。 詳細は専用ウェブサイトをご覧ください。(UNWTO本部のウェブサイト:英語) 登録の締切:10月11日(金)

2019年前半期の国際観光客到着数は4%増となった

プレスリリースはこちらからご覧くださいダウンロード

JICA課題別研修において講演しました

日 時:2019年9月17日 (火) 場 所:国際協力機構関西センター(JICA関西) テーマ:世界遺産の適切な管理を通じた観光振興 参加者:エジプト、エリトリア、イラク、ジャマイカ、ラオス、ミクロネシア、ミャンマー、スリランカから各国の観光及び文化・遺産担当者8名 JICA課題別研修「世界遺産の適切な管理を通じた観光振興」において「観光と文化遺産」をテーマにUNWTOの駐日事務所の紹介、最近の世界の観光動向や観光及び世界遺産の関係について発表を行いました。また、観光と文化・遺産部門の連携を促進するツールとして世界観光倫理憲章を紹介しました。 更に観光と文化及び地域社会が連携することで相乗効果が生むためには、証拠に基づく政策形成の重要性や観光と文化を連携にはガバナンスが必要であること等を説明しました。またその具体例として祇園祭りでの例を取り上げました。 講演の最後に、観光を通した持続可能な開発目標(SDGs)に取組みを世界に発信するポータルサイト(Tourism for SDGs)を紹介しました。 Tourism for SDGs: http://tourism4sdgs.org

UNWTOのアジア太平洋部が開催するエクゼクディブトレーニングに参加しました

日 時 令和元年6月24日(日)~29(土) 場 所 韓国・済州島 当会議はUNWTO アジア太平洋部が毎年開催しているアジア太平洋地域における観光関係者に対する研修プログラムである。今年は「観光とイノベーション」をテーマに、19ヵ国から 25 名の参加があり、①シェアリングエコノミーを通した新たな成長の機会・雇用の創出②零細・中小企業・新規事業による雇用の創出と経済成長③イノベーションを支える民間部門の取組について各国はプレゼンテーションを行った。更に、各専門家からのプレゼンテーションの後に参加者はグループディスカッションを行い、自国における今後の持続可能な観光の可能性について意見交換を実施。駐日事務所は UNWTO アジア太平洋部と共に会場の運営を行った。 会議の詳細及びプレゼンテーション資料はこちらからご参照ください。

令和元年度 奈良県立畝傍高等学校における「地域との協働による高校教育改革推進事業(グローカル型)に係る「未来創造会議」において、指導助言者として参加

令和元年7月27日(土) 参加者1~3年生、父兄等約150名 奈良県立畝傍高校にて、表記事業の中で開催された「未来創造会議」において、指導助言者として参加しました。 当会議では、生徒による課題発表が行われた後、指導助言者が学術理論や実務に応じた助言を行いました。(指導助言者:UNWTO駐日事務所、関学元学長、大阪樟蔭女子大学教授) 課題発表のテーマは、「里山改革」、「奈良県の観光振興」、「小学生と地元を学ぶ」、「強度の文学」、「食品ロスと子供食堂」等多岐に渡り、前者3件の発表においては英語でプレゼンテーションが行われ、奈良先端科学技術大学院大学に在籍する留学生と英語で質疑応答が行われました。観光に関する発表については、少しでも生徒さんにグローバルな視野や国連等の取組に目を向けて頂きグローバルな視野を養っていただけたらという思いを込めて、近年の国際観光の動向や国連での取組等に基づいた助言を行いました。

奈良県教育委員会等と連携協定の締結をしました

国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所は、奈良県教育委員会及び奈良県立国際高等学校と、持続可能で責任ある観光の促進と国内外で活躍するグローバル人材を育成することを目的として、下記のとおり連携協定を締結しました。 【協定締結式概要】 <日時及び場所>   令和元年8月1日(木)15時00分~15時30分    奈良県教育委員室(奈良県庁東棟2階) 奈良県奈良市登大路町30番地 <協定締結者>   奈良県教育委員会      教育長               吉田 育弘 奈良県立国際高等学校    開校準備事務管理者  熊谷 啓子 国連世界観光機関駐日事務所 代表                        本保 芳明 【協定内容】 〇奈良県教育委員会及び奈良県立国際高校のカリキュラム開発に関する指導助言や資料提供 〇奈良県立国際高校の生徒の観光分野における課題研究に関する指導助言 〇奈良県立国際高校の生徒への観光に関する国際会議の運営補助やインターンシップの機会の提供 〇国内外の高校生が参加する高校生国際会議の開催...

「持続可能な観光の測定(MST)の国際的枠組み」について

持続可能な観光とは、現在と未来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮し、訪問客、企業、環境、受け入れ側の地域のニーズに対応した観光のことです。観光には、社会・経済開発及び環境保護を推進し得る大きな潜在力があり、SDGsへの達成に貢献できるものと考えられています。実際SDGsを具体化するための、総合的な政策には全体を俯瞰できるデータが必要です。 持続可能な観光の測定(MST)への取り組みは、経済に焦点を当てた従来の統計の枠組みから、環境・社会面を含む持続可能な観光を測定するための統計的アプローチを進めるためのものです。 MSTフレームワークがもたらすのは、以下のようなものです。 •サステイナブル・ツーリズムを協議するための共通の言語 •達成度を国別に比較するツール •よりよい調整・協力体制、健全な競争の基礎づくり •世界的、また部門別で全体的に見える構造づくり 「持続可能な観光の測定(MST)の国際的枠組み」の概要はこちらからご覧ください。 MSTプロジェクトの詳細はこちらから(英語:UNWTO本部ウェブサイト)  ※UNWTO本部のMSTプロジェクトは今後内容の更新を予定しています。

京都外国語大学で講演しました

日時:2019年5月29日 (水) 場所:京都外国語大学 参加者:京都外国語大学 国際貢献学部グローバル観光学科1年次 約140名 テーマ:観光と持続可能な開発目標(SDGs) プレゼンテーションでは主にUNWTOの概要及び世界の観光統計そして持続可能な観光がどのようにSDGsに貢献できるかについて説明し、SDGsへの達成には観光に携わる関係者の協力が必要であることを皆様に知っていただきました。講演の後には、学生はグループで「観光客としてどのような行動がSDGsに貢献できるか」について考えていただき、グループの代表者が発表しました。講演後にいただいた感想として、「SDGsへの達成には一人ひとりが意識して行動することが大切である」ことや「今後、SDGsとの関わりを大切にしながら観光を軸にしたアクションを起こしたいと思う」など、たくさんの前向きな感想をいただきました。またUNWTOの仕事に興味があるという学生も何名かおられ、「学生のうちにしておいたほうがいいことはありますか」等のご質問もいただきました。
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