日 時:2021年3月16日(火)、17日(水)
場 所:オンライン
テ ー マ:「持続可能な観光:新型コロナウイルス感染症からの再建と新たな認識」
参加人数:16日シンポジウム 302人(行政関係者、大学等関係者、観光関連事業者、マスコミ等)
17日グループセッション 33人(8ヵ国1地域、21大学等)
UNWTO駐日事務所は、次世代の観光リーダーを育成するため、東洋大学及び(独)国際協力機構(JICA)とともに、「持続可能な観光:新型コロナウイルス感染症からの再建と新たな認識」をテーマに掲げたワークショップをオンラインにて開催しました。今年で3回目を迎える本ワークショップは2日間の構成で、初日はシンポジウム(一般公開)、2日目は大学生・大学院生、若手実務家等を対象としたグループセッションを行いました。
シンポジウムでは、観光や都市開発、地域振興の最前線で活躍している講師陣による講演及びパネルディスカッションが行われ、コロナ禍で一変した社会情勢、観光業界の現状を踏まえた上で、今後の持続可能な観光の在り方、また、観光の新たな可能性などについて、 SDGs の視点も交えた議論・考察が行われました。
※各登壇者の当日発表資料・動画は下記(資料/動画)からご覧いただけます。
①アジア太平洋地域における新型コロナウイルス感染症からの回復に関するUNWTOの役割
(資料/動画)
― アルシンダ・トラウェン【 UNWTO 駐日事務所 国際・調査課長 】
②観光分野の国際協力とコロナへの対応(資料/動画)
― 上田 隆文 氏【 独立行政法人国際協力機構( JICA )国際協力専門員 民間セクター開発 】
③コロナの経験を踏まえた持続可能な観光とまちづくり(資料/動画)
― 是澤 優 氏【UN-Habitatアジア太平洋地域事務所 UN-Habitatアジア太平洋地域代表】
④WITHコロナの新しい旅のカタチ(資料/動画)
― 越智 良典 氏【東洋大学国際観光学部教授 】
⑤ポストコロナの観光:地域DMOの視点から(資料/動画)
― 福井 善朗 氏【(一社)山陰インバウンド機構代表理事 】
⑥パネルディスカッション(動画)
<ファシリテーター>森下 晶美 氏【東洋大学国際観光学部教授】
<登壇者>UNWTO 駐日事務所:アルシンダ・トラウェン
JICA:上田 隆文 氏
東洋大学国際観光学部 :越智 良典 氏
(一社)山陰インバウンド機構:福井 善朗 氏
2日目のグループセッションでは、参加者は午前中に各講演者による観光に関する具体的取組についての講義を受けました。その上で、2日間で得た知識や事前に与えられた課題に対する調査を基に、ポストコロナの持続可能な観光の在り方や可能性、SDGs の達成に向けた観光の貢献について、「持続可能な観光の構成要素である経済、社会・文化、環境の3分野に対する同感染症のメリット・デメリット及び各国における観光回復策」について議論・考察を行いました。これらの議論を踏まえ、「観光回復における持続可能性への取組(イニシアチブ)」を提案するなど、活発なグループワークが行われました。
※【FTL 2021 Workshop_Overview Report(英語)】はこちらからご覧いただけます。