ホームTopSliderUNWTOベトナムで「持続可能な観光を通じた地方コミュニティの活性化」に係る シンポジウムを開催しました

ベトナムで「持続可能な観光を通じた地方コミュニティの活性化」に係る シンポジウムを開催しました

  UN Tourism駐日事務所は一般財団法人アジア太平洋観光交流センター(APTEC)、およびベトナム国家観光局(Vietnam National Authority of Tourism:VNAT)との共催にて、下記のとおりシンポジウムを開催しました。

【開催概要】
日 時 :2024年9月5日(木) 14時~17時
場 所 :ベトナム国ホーチミン市 / Saigon Exhibition & Convention Center
共 催 :UN Tourism駐日事務所
            一般財団法人アジア太平洋観光交流センター(APTEC)
            ベトナム国家観光局(VNAT)
協 力 :ホーチミン市観光局
テーマ :Empowering Local Community through Sustainable Tourism
参加者数:93名
対 象  :(地方)政府関係者、観光関連事業者、大学、NPO、国際機関、International Tourism Expo (ITE) への出展者
目 的 :・観光を活用した持続可能な地域経営の意識醸成
          ・ベトナム国内外の優良事例共有

※当日のプログラム(英語版)はこちらから

  本シンポジウムは、ホーチミン市のご厚意、ご協力により、ベトナムでも有数の国際旅行フェアである「International Travel Expo (ITE) 2024」の開催期間初日に、ITEの公認事業として開催されました。

ベトナムでは、コミュニティ・ベースド・ツーリズム(CBT)によって農村地域に新たな収入源をもたらすとともに、環境・文化資源を守る活動が各地で草の根的に行われており、CBTが地方の開発、活性化を促進するツールとして、注目を集めています。

本シンポジウムではまず、基調講演でホーチミン観光局から、メコンデルタ地域での取り組みを紹介していただきました。
この後、事例紹介およびパネルディスカッションでは、CBTの普及・商品開発に旅行会社として長年従事してきた方、国際NGOの活動としてベトナム中部の山岳地帯でCBTを支援している方、実際にホームステイ(民宿)を開業し違法薬物の栽培に依存していた村をCBTによって変革させた方、ダナンなど観光地やホテル開発そのものに長年関わってこられた方、及びタイで同様のCBT推進活動を国際基準に沿って進められている方など、様々な視点からの事例共有がなされました。

一方でそれぞれの活動が少しずつ重なり、類似性もあることから、観光を通じてどのようにコミュニティを活性化するかということについて、パネルディスカッションを通じた議論が展開、深化されました。

事後アンケートの結果でも、5段階評価で「大変満足した」「満足した」の合計が95%を占め、概ね良好な反応を頂くことが出来ました。

なお、このシンポジウムは2022年度よりベトナム政府と連携して行ってきた、持続可能な観光推進事業の締めくくりとなります。 これまで行ってきたセミナーについては、以下をご参照ください。

2023年2月 ビントゥアン省でのセミナー
2023年6月 ニンビン省でのセミナー

主催者挨拶①(UN Tourism駐日事務所)
主催者挨拶②(ベトナム国家観光局)
登壇者集合写真
パネルディスカッション
総括コメント(UN Tourism駐日事務所)
会場全景

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