国連世界観光機関(UNWTO)は、このほど2013年の年次報告(Annual Report 2013)を刊行しました。
2013年は、世界観光機関(WTO)が、責任ある、誰もが参画できる、持続可能な開発に資するツーリズムの促進を担う専門機関として国際連合(国連)の一員になってから10年目の節目の年でもあります。
この10年間に国際観光は、例えば2012年に年間国際観光客到着数(International Tourist Arrivals) が10億人を突破するという象徴的な出来事もあり、2013年には長引く経済的な課題が続く環境の中で5%増加し10億8700万人に達するなど、ツーリズムは当初の予想を上回る成長を見せています。
UNWTOでは、ギリシャにヨーロッパではじめて持続可能なツーリズムのためのオブザーバトリーを開設しました。また雇用の創出および経済を成長させる基軸としてのビザの円滑化への取組が進み、加盟国もミャンマー、トリニダード・トバゴ、アラブ首長国連邦が復帰し全156か国となりました。
年次報告の詳細は、下記のリンク先より入手可能です。
http://www2.unwto.org/publication/unwto-annual-report-2013