ホームトピックス「関空旅博2015」~世界に一番近い旅の博覧会~への参加 報告

「関空旅博2015」~世界に一番近い旅の博覧会~への参加 報告

「関空旅博2015」~世界に一番近い旅の博覧会~への参加 報告
①JATA/UNWTOモンゴル デスティネーションセミナー」について
2015年5月23日(土)関空旅博2015にて国連世界観光機関(UNWTO)は一般社団法人日本旅行業協会 関西支部との共催で、JATA/UNWTOデスティネーションセミナーを開催致しました。セミナー講師として駐日モンゴル国大使館参事官L.ダワージャルガル氏が、「歴史と遊牧文化と草原に生きるモンゴル国観光の魅力」をテーマにプレゼンテーションをご発表いただきました。
セミナー冒頭、同氏はモンゴル国を知るうえで重要な同国の歴史について触れ、2013年に匈奴(モンゴル語でフンヌ)が、史上初めてモンゴル高原を統一した紀元前209年から数えて2222年目にあたることを述べ、1206年にチンギス・ハーンによりモンゴル帝国が建国されてから1992年に「モンゴル国」となるまでの豊かな歴史を解説。モンゴルの複雑な自然地形についても触れ、北部は森林、西部はアルタイ山脈、南部はゴビ砂漠、東部は大草原と豊かな地形に囲まれて、それぞれが気温に違いがあり、豊かな観光資源に恵まれていると紹介。モンゴルの観光の魅力について
①人手に触れられていない大自然や乗馬を楽しめる
②遊牧民の生活を体験し交流できる
③時期それぞれにSIT /Special Interest Tour/が楽しめる
④パワースポットめぐり
⑤ビジネスチャンス探訪
といった5つの分野について説明。その中で、ウブス湖は日本からの渡り鳥の故郷であり、中央アジアの主要な生態系が全て見られる湖 ということで2003年に世界自然遺産としてロシアとともに登録されたこと、沢山の「気」が溢れ、願いごとが叶うというパワースポット「シャンバラ」や、宗教旅行で知られているカラコルム(ウブルハンガイ県)にあるモンゴル国最古のチベット仏教「エルデニゾー寺院」等について説明されました。またウランバートルには5つ星の近代的なホテルばかりでなく、国内に沢山あるツーリストキャンプ(テレルジ国立公園ほか)を紹介。
また、同国における冬の観光資源についても述べ、特別列車で行く初日の出を拝みに行くツアーや、モンゴルのお正月体験、
「テレルジ国立公園」(ウランバートル)での犬ぞりツアー等(毎年3月2日~3日)についても紹介。
最後に、モンゴルと日本は今年2月「経済上の連携に関する日本国とモンゴル国との間の協定」を結び、今後、観光だけではなく投資、ビジネス環境の整備について民間企業ベースでの協力関係を拡大し、両国の関係をさらに密接にしていくと締めくくられました。旅行関係者及び一般参加者が約40名集まり、モンゴルからの熱いメッセージに耳を傾けていました。

※セミナー参加者には、日本青年海外協力隊(JICA)の玉井良江さんの取り組みである、モンゴルの地域と連携し作成した手作りの羊のマスコットをお渡し、地域に根差したお土産作りについて参加者に理解を深めていただきました。

②ブース出展について
162企業・団体が集まったブース会場にて、UNWTOアジア太平洋センターの活動にご支援を頂いている(一財)アジア太平洋観光交流センター(APTEC)の関西自治体様からお預かりした観光資料(京都府、京都市、和歌山県、奈良県、奈良市、神戸市、堺市)を置き、関西の観光をアピールしました。日本及び海外からの来場者が多くの訪れ、パンフレットをお持ち帰り頂きました。

写真について
(右上)
講師:駐日モンゴル国大使館参事官L.ダワージャルガル氏
(左上)
一般社団法人日本旅行業協会関西支部 次長 根岸英志氏(参加者へ羊のマスコットを説明)

(下)
UNWTOアジア太平洋センター・APTECブース

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