世界観光倫理憲章(The Global Code of Ethics for Tourism)について
世界観光倫理憲章は1999年10月の第13回WTO(現:UN Tourism) 総会(チリ・サンティアゴ)において、全加盟国により受入れられたものです。環境、文化遺産、社会に与える潜在的な悪影響を最小限にしながら、観光の発展を最大限に引き出すことを目的とし、各国政府、観光業界、地域社会、旅行者等の全てのステークホルダーが、責任ある持続可能な観光を実現するための規範としています。
世界観光倫理憲章は次の1~10の項目で構成されています。
第1条 人間と社会間の相互理解と敬意への観光の貢献
第2条 個人と集団の充足感を得る手段としての観光
第3条 観光:持続可能な開発の要素
第4条 観光:人類の文化遺産の利用とその価値を増進させる貢献
第5条 観光:受入国及び受入側地域社会に役立つ活動
第6条 観光開発の利害関係者の義務
第7条 観光をする権利
第8条 観光客の行動の自由
第9条 観光産業における労働者と事業者の権利
第10条 世界観光倫理憲章の原則の実施
世界観光倫理憲章 民間部門による誓約(The Private Sector Commitment to the UNWTO Global Code of Ethics for Tourism) について
2011年からUN Tourismは、世界観光倫理憲章の普及促進のために、民間部門による世界観光倫理憲章への誓約を促進しています。民間企業・団体がこのコミットメントに署名をすることで、それぞれの企業・団体が企業の社会的責任(CSR)を通じて、持続可能な観光開発を実践し、促進することを目的としています。
2023年10月27日現在、世界の596の企業及び団体が同憲章に署名しています。署名にご興味のある企業・団体は当センターまでご連絡ください。
署名式(2014年)
署名式(2018年)
署名式(2019年)
署名式 (2022年)
署名式(2023年)