2011年3月9日(水)にUNWTOが主催するシルクロード大臣会議が、世界最大の観光博・会議ITBベルリン(ドイツ)で催され、日本国観光庁から岩本参事官、25カ国以上の国から、観光省大臣、副大臣が代表者として参加した。国連・世界観光機関(UNWTO)アジア太平洋センターを支援するアジア太平洋観光交流センター(APTEC)からは、堀江事務局長、市川国際部長兼業務研究部長、そして国際部スタッフ2名が参加した。
開会挨拶では、UNWTO タレブ・リファイ事務局長は、シルクロードはアジアと中東における、観光促進に活用できる強力なブランドであると述べ、インターネット等の
メディアを通して、観光者に情報を提供し活性化していく事を伝えた。また、それでも依然として多くの障害もあり観光客を迎える為に、必要な宿泊先やインフラの向上の必要性を訴えた。
参加者によるディスカッションでは、持続可能な観光と、シル クロードのブランド力を高める為に、他の国々とどの様に協力すべきかについて議論がなされた。
当センターは、UNWTOシルクロード構想に積極的に参加する意思を表明し、日本とシルクロード関係国との関係を深めていきたいと話した。更に、奈良市長からのシルクロード構想に参加するという熱いメッセージも各国に伝えた。この後、観光庁 岩本参事官から当センターのシルクロード構想取り組みに対し、日本国はこれをサポートしていくとの温かい支援の言葉をいただいた。
当センターは、今後、シルクロードブランド向上のため、様々なプランを提案していきたいと考えている。