UNWTOアジア太平洋センターを側面から支えている和歌山県からのニュースです。
和歌山県の仁坂知事が7月1日から8日までデンマーク及びスペインを訪問しました。
デンマークでは、1957年に和歌山県沖の紀伊水道で火災を起こした高砂丸の救助活動で命を落としたクヌッセン機関長の生誕の地であるフレデリクスハウン市を訪問、親族にお会いし、墓地に献花を行いました。
また、東日本大震災を契機にエネルギー政策に注目が集まるなか、バイオマスを利用した世界最高の効率的プラントといわれているドン・エナジー・アヴェドア・パワーステーションなどを視察しました。
2013/2014年は日本・スペイン交流400年にあたります。
スペインではガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラ市を訪問。和歌山県と同州は世界に類を見ない「道」の姉妹道提携を行っており、カメルン・パルド観光部長と両県州の観光分野における連携等、今後の交流についての意見交換を行いました。
さらに仁坂知事は同州のアルベルト・ヌニェス・フェイホー首相を表敬し、両県州の「友好親善関係と連帯強化に関する覚書」に署名。今後はこの覚書に基づき両県州の交流を活性化させていく考えを明らかにしました。
また駐スペイン日本大使公邸にスペインの要人や観光・食品事業者を招き、和歌山県のさまざまな魅力を発信し、日本・スペイン交流400年の時宜を得たPRを行いました。
このほか訪日旅行に興味を持つ主な旅行会社に対するトッププロモーションを行いました。このトッププロモーションを通じ和歌山県をPRできたことに、更なる誘客の具体化、観光客誘致への期待が高まった様子です。
世界遺産
高野山・熊野三山は巡礼道として大変有名な観光地であり、世界文化遺産登録されている。
ウェブサイト
http://www.pref.wakayama.lg.jp/english/top.html
地図およびパンフレット
http://www.wakayama-kanko.or.jp/world/english/download.html
写真: (左上)ガリシア州のアルベルト・ヌニェス・フェイホー首相を表敬する仁坂知事