「国際的視野で考える 日本・関西インバウンドの次なる展開 ~観光地経営とDMOs – the UNWTO.QUEST Program~」を開催しました。

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 UNWTO駐日事務所は、令和元年5月16日(木)に、和歌山大学国際観光学研究センター及びUNWTO Academyとの共催により、国際シンポジウム「国際的視野で考える 日本・関西インバウンドの次なる展開 ~観光地経営とDMOs – the UNWTO.QUEST Program~」を開催しました。

 UNWTOマーケット・インテリジェンス&コンペティティブネス部スペシャリストのパトリシア・カルモナ氏による「観光目的地における組織強化:新たな課題に備えて」と題する基調講演に続き、(一社)田辺市熊野ツーリズムビューロー会長の多田稔子氏、UNWTOアカデミー・プログラムマネジャーのソニア・フィギュラス氏、JTIC.SWISS代表の山田桂一郎氏に御講演をいただきました。

当日は産官学民の様々な分野から関係者を含め84名の参加がありました。

カルモア氏は、UNWTOにおけるDMOの概念や定義、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」とDMOの取組の関係性などを紹介しました。また、多田氏からは田辺市熊野ツーリズムビューローのこれまでの軌跡や、民間組織だからこそ実現できた観光資源やマーケティングの絞り込みについて解説いただきました。次に、フィギュラス氏からは、UNWTOが実施するDMO向けの評価、訓練及び認証プログラムである「UNWTO.QUEST」の概要についての紹介がありました。さらに、山田氏からは、これまでにスイスのツェルマットや各地のDMOと関わられた御経験から、DMOは観光計画ではなく、地域全体の総合計画の中に主体的に位置付けられなければ上手く機能しないこと、顧客生涯価値(CLTV)を高める努力が大切であることなどをお話いただきました。

講演に引き続き、講演者4名をパネリストに迎えてのパネル・ディスカッションが行われました。そこでは、DMOの課題として、財源確保や人材育成、少子高齢化や人口減少への対応、旅行客のデータの収集とその活用等が挙げられました。