責任ある旅行者になるためのヒント

「責任ある旅行者になるためのヒント」

国際観光客到着数は2016年には12億人となり、観光部門は今、世界全体のGDPの 10%を占め、10人に1人が観光関連産業に従事し、社会経済部門の中で著しい成長をみせています。また、観光を適切に推進させていくことにより経済を活性化させ、やりがいのある仕事を創出することで、世界の人々に対してより良い未来を提供することが可能です。

持続可能な観光を実現するためには、国連、政府、観光部門、観光客が連携して取組んでいくことが不可欠です。この「責任ある旅行者になるためのヒント」は、「持続可能な観光国際年」の取組みの一環として、UNWTOの世界観光倫理憲章※に基づき世界観光倫理委員が、旅行者に向けて作成したものです。観光が旅行者自身また旅行者を受け入れる側にとって価値のあるものにするための、心構えや考え方のポイントを紹介しています。

このヒントは以下の項目で構成されています。

●旅先に住む人々に敬意を払い、私達の共有遺産を大切にしよう
●私達の地球をまもろう
●地域経済をサポートしよう
●安全な旅をしよう
●旅先の情報に通じた旅人になろう
●デジタルプラットフォームをうまく活用しよう

旅にでかける多くの皆さまに読んでいただければ幸いです。
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 世界観光倫理憲章】
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UNWTOの持続可能な観光とは】
「訪問客、産業、環境、受け入れ地域の需要に適合しつつ、現在と未来の経済、社会、環境への影響に十分配慮した観光」
つまり、環境、経済、地元社会の3つの側面において適切なバランスが保たれることが持続可能な観光の
実現に重要です。
“Tourism that takes full account of its current and future economic, social, and environmental impacts, addressing the needs of visitors, the industry,
the environmnet and host communities”