JICA課題別研修において講演しました

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日 時:2019年7月9日(火)

場 所:国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所

参加者:9か国(アルバニア、ブータン、ボスニア・ヘルチェコビナ、ラオス、マレーシア、フィリピン、スリランカ、東ティモール、チュニジア)から10名(政府・地方自治体・公的機関において、地域観光政策策定等を担当する行政官)

テーマ:「持続可能で責任ある観光の促進」

JICAの実施する技術協力の一環で開発途上国の行政官を日本に招致して行う2019年度課題別研修「持続可能な観光地域づくりの人材育成-日本の「おもてなし」-」で講演しました。

講義は2部制とし、第1部ではUNWTO駐日事務所の概要・活動及び最新の観光統計を紹介するとともに、観光の持続可能な発展という観点からUNWTOのSDGsに対する取組として持続可能な観光指標の開発(Indicators of Sustainable Development)やそれを用いて地域の観光振興を行う取組(International Network of Sustainable Tourism Observatories (INSTO))について説明しました。

さらに、具体例として持続可能な観光に関する政策事例を紹介し、観光と地域・個人との関わりについて参加者に考えていただきました。また、UNWTOの最近の出版物や今後のイベントを紹介しました。

第2部では「持続可能な目的地管理」と題し、目的地管理の在り方や必要性を概説するとともに、目的地管理が対策として取るべき一つの事例としていわゆる「オーバーツーリズム」についてスペイン・バルセロナの観光政策を例に取り上げました。そして、目的地管理は観光客の利益と目的地の発展に不可欠であり、観光の持続的な発展につながることや、観光の持続可能な発展は経済の活性化、雇用の創出、地域の発展、文化の保全、観光の保護などに貢献することを考察しました。

最後の質疑応答では、参加者からバルセロナのオーバーツーリズムに対する観光政策の導入時期やUNWTOのINSTOへの参加のメリットなどの質問があり、参加者は持続可能な観光に対して関心を示しておられました。

プレゼンテーションの様子