マンスリーアーカイブ 2月, 2019

釜石オープン・フィールド・ミュージアム 国際観光フォーラム2019-持続可能な観光とジオパークとDMO-で講演しました

UNWTO駐日事務所は、株式会社釜石DMC主催で岩手県釜石市において開催された「国際観光フォーラム2019」に出席しました。釜石DMCは、地域社会や政府と積極的に協力しながら、東日本大震災の復興活動を支援し、持続可能な観光を推進しています。UNWTO駐日事務所は、「2030年に向けた観光の動向と見通し」をテーマに、手頃な価格の航空券が普及したことやビザの発給が容易になったことに起因する国際観光の発展について発表しました。また、UNWTOが実施する「持続可能な観光開発のための2030アジェンダ」の達成に向けた取組について説明しました。さらに、UNWTOが実施した、都市観光に関する住民の意識調査の結果を発表しました。例として、日本で観光をより管理する必要があるという声は少なく、プラス面・マイナス面ともに観光が地域に与える影響についての認識が低かったことが明らかとなりました。 プレゼンテーションの最後に、パネルディスカッションに参加しました。地域における持続可能な取組の更なる推進のための質問がありました。 日 時:2019年2月16日 15:30-19:00 会 場:チームスマイル釜石PIT(岩手県釜石市大町1丁目1番10号) 参加者:約100名(観光行政職員、市町村観光協会等職員、DMO等職員、ジオパーク関連協議会員等)

奈良学園登美ヶ丘中学校 平成30年度「キャリアトーク講座」に講師として参加

平成31年2月16日(土) 参加者3年生約70名 中学3年生の生徒たちが大学等への進学を含めた進路を考えるにあたり、キャリア形成の参考とするため各分野で働く人から生の声を聞く場として計画された講座に講師として参加しました。 内容は、国連及びUNWTOの活動、SDGs、自身の中高生時代のことや仕事の中での苦労や喜びについて話しました。生徒一人ひとりが最初の一歩を踏み出すためにきっかけになることを期待しています。

奈良県立畝傍高校で特別授業をしました

日時:2018年2月14日(木) 場所:奈良県立畝傍高校 テーマ:UNWTOの活動と持続可能な観光について 参加者:アドバンストコース2年生を中心に21名 畝傍高校アドバンスコースの授業の一環として、はじめにUNWTO駐日事務所スタッフによる講演(テーマ:「UNWTOの活動と持続可能な観光について」)を行い、それに基づいて後半は生徒さんが主体的に考え、ディスカッションを行うワークショップ形式の授業を行いました。  ワークショップでは4人1組となり、「世界・日本の各地域の課題に対して観光業がどのように貢献することができるか」、「それを通じてどのSDGs(持続可能な開発目標)に貢献できるのか」について、ディスカッションを行い、最後にグループ毎にプレゼンテーションを行ってもらいました。ほとんどのグループが奈良県における課題を取り上げ、過疎地域の観光プロモーションの在り方、交通網の整備、林業の振興、寺社等を活用した観光振興、食品ロスへの対応等、様々なユニークかつ具体的なアイデアが出されました。

畝傍高校 平成30年度「スーパーグローバルハイスクール(SGH)研究発表会」指導助言者としての参加

平成31年2月9日(土) 参加者2年生、3年生、父兄等約800名 高校1年生と2年生のSGHとしての研究発表に指導助言者として参加しました。 テーマは高齢者の安全対策や少子高齢者対策、自然環境保護、地震対策、難民等多様なもので、しっかりした発表がありました。続けて、日米草の根交流サミット(アメリカ・)、世界津波の日、SGH全国高校生フォーラムの報告があり、5年間のSGHの最後を締めくくりました。

(参加報告)観光庁・奈良県が主催、UNWTOが後援する国際シンポジウムに参加しました

日 時:2019年2月4日(月)~6日(水) 場 所:奈良春日野国際フォーラム・能楽ホール(奈良市) テーマ:地域に根ざした産業を観光素材として活用した未来の観光を考える 参加者:行政、観光事業者など観光及び地域づくりに携わる方々及び学術機関等 1日目230名、2日目190名 (海外からの参加:スペイン、タイ、台湾、中央アジア5カ国、他) 平成2月4日から6日の期間で、「地域に根ざした産業を観光素材として活用した未来の観光を考える」をテーマとした国際シンポジウムが、奈良県奈良市で開催されました。このシンポジウムでは、観光と街づくりを一体的に進めて地域の振興・発展に繋げることにより持続的な観光振興を図るという狙いで、「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向けた取り組みとも絡めて、地域の観光における今後の有り方が活発に議論されることが期待されました。  初日は開会式と3つの講演が奈良市の奈良春日野国際フォーラム・能楽ホールで行われ、 約230名が参加しました。UNWTO駐日事務所からは本保芳明代表が開会式において登壇し、その挨拶の中で、文化観光の持続的成長に成功している観光地の事例である奈良県で今回のシンポジウムが開催される意義、および今回の成果が、様々な課題を抱える国内外の地域での今後の持続的な経済の発展に繋がる議論のきっかけになることへの期待を示しました。また、UNWTO本部からは市場動向・競争力部門長のサンドラ・カルバオ氏が講演し、SDGsが掲げる17項目の目標に向けた取組みの重要性を強調しました。  この日の午後はテクニカルビジットとして「清酒発祥の地と酒蔵を巡るツアー」が企画され、海外からの参加者を含む35名が参加しました。また夜に開催された奈良県主催の歓迎レセプションには約200名が参加し、地元の食材を使った料理やお酒の他に、アトラクションとして披露された伝統芸能を楽しみました。  2日目は、同じ会場で日本観光振興協会の久保成人理事長の基調講演の後、地域産業を活用した観光振興に取り組んでいる事業者や観光産業関係者等が参加したパネルディスカションが二つあり、其々のパネリストが紹介する事例や提言に対しこの日参加した190名の聴衆が熱心に耳を傾けていました。またこの間には特別セッションとして、中央アジア5ヵ国(ウスベキスタン、タジキスタン、カザフスタン、トルクメイスタン、キルギス)の観光政策担当者と、奈良県立大学・和歌山大学の学生が参加し意見の交換を行う場面もありました。最後には、全体のまとめとして和歌山大学国際観光センター長の加藤久美教授が登壇し、 今回の開催の意義を強調すると共に、「パートナーシップ、ローカルなアプローチ、質の向上、イノベーション、持続可能性」という5つのキーワードを用いて今回のシンポジウムを総括しました。 また、2日目の夜には観光庁主催フェアウェルレセプションが、平城宮跡歴史公園内にある「平城宮いざない館」で開催されました。また、3日目には奈良の伝統工芸を巡るツアーがあり17名が参加しました。 今回のシンポジウムには、スペイン、タイ、台湾、中央アジア5ヵ国他からの海外参加者があり、期間を通じて奈良での滞在を其々楽しまれていました。

(参加報告)雪と文化をテーマとした東北観光プロモーション会議に参加しました

雪と文化をテーマに東北6県が連携し海外の観光関係者にアピールする「東北観光プロモーション会議」が山形県天童市で初めて開催されました。この会議は、東北の冬の観光について県をまたいで海外にアピールしようと、山形県が東北各県に呼びかけて開いたもので、山形県で昨年2月に開いた雪がテーマの「UNWTO国連世界観光会議」がきっかけとなっています。 今回の会議には、中国、韓国、台湾、香港の観光・メディア関係者26人を含む約150人が参加しました。 本会議では、小縣方樹(おがたまさき)東北観光推進機構会長の基調講演、6県代表による観光戦略の紹介もあり、商談会や交流会が開かれました。 会場では、秋田のナマハゲが登場するもの、舟歌で船下りの魅力を伝えるなど、各県の担当者が趣向を凝らし、東北の冬の観光の魅力をアピールしていました。 最後に、吉村美栄子山形県知事や東北の観光関係者が「冬の東北観光宣言」を行いました。宣言は「雪体験」「冬の祭り」「温泉」「冬の食」「冬の絶景」といった固有の観光資源を活用し、東北地方が一体となって訪日外国人旅行者(インバウンド)の拡大を目指すことをアピールされています。今後この会議は東北各地を会場に年1回開催する方向で調整を図っています。 本保代表は本会議の来賓挨拶での挨拶を行いました。
- Advertisment -

Most Read